仕事で週の大部分を出張に費やしているという方が、週末しか自転車に乗れないので他の日はホテルのジムでランニングやエリプティカル・マシン(クロストレーナー)などで運動している。何か自転車能力を向上させる運動はないだろうか…、と海外掲示板で質問していました。
出典 Can you improve cycling with running?
寄せられたコメントを眺めていると、ランニングは良いと思うよ、というアドバイスが多く見られました(最初の方だけちょっと例外的なコメントです)。
- ランニングは私にとって完全に別の種類のフィットネスでした。私はもともとランナーで持久力は素晴らしかったのですが、それが自転車でも通用すると思っていたところ、すぐに謙虚にならざるをえませんでした(38いいね)
- (上の人に)心配しなくていいですよ、最初が自転車でその後にランに挑戦すると、もっとずっとひどいですから。私は100km簡単に自転車で走れますし、大部分は心拍135bpmでZ2です。でもゆっくりと1〜2マイル走ろうとするとずっと心拍160bpm以上です(34いいね)
- (上の人に)同意です。ランナーをサイクリストにするほうが、その逆よりもずっと簡単です(1いいね)
- そうですよね、私もいつも走る時は「俺のサイクリングでの身体能力はどこにいった!???」という感じです(16いいね)
- ランニングすることで足を少し健康に保てます。サイクリングのみだと足の筋肉に小さい問題が起こることがあります。ランニングのスプリントはかなり役立ちます。長距離ランニングをすると、サイクリングでは鍛えられない支持・体幹筋の発達に役立ちます。ランニングとリフティングは骨密度の維持に役立ちます。ちなみにランは大嫌いです(30いいね)
- (上の人に)ランニングが好きな人なんていないと思うよ(笑)私は毎週20〜30km走るようにしていますが、ほんっと嫌いです。退屈ですし、疲れるし、走っているあいだずっと惨めです。でも走らないと、気分が悪いです。走っていると健康的でいられるので続けています(8いいね)
- ランニングを続けているとクライミングでのカーディオが良くなりますよ(12いいね)
- ランニングでのスタミナはサイクリングでもかなり通用します。私は定期的に走っているのですが、友達よりも長距離ペダリングできます(3いいね)
- ランニングをすると持久力と心肺機能は向上しますが、全体的なスピードが上がるわけではないです(6いいね)
- 一般的に言って、ランニングでのフィットネスはサイクリングにうまく移植できるようですが、その逆はありません(2いいね)
- (上の人に)200%その通りだ(2いいね)
私も今年からランニングをするようになったのですが、最初はやはりきつかったです。はじめたばかりの頃は、2〜3km程度のランでもヘトヘトに疲れました。またロードバイクと違うところは、上半身も意外と疲れる(腕を振るから?)ところが面白く思えました。骨や体幹を鍛えるのにはすごく有効であると感じています。持久力も高くなったと思います。
サイクリングではずっと心拍135bpm/Z2を維持できるのに、ランニングは走りはじめたら即160bpmというコメントは笑いました。全く同じ感想を持ったことがあります。小さい歩幅で始めるとローギアに近い感覚で、低い心拍からスタートできるようになりました。
最初のコメントの方は、ランでの身体能力がサイクリングに活かせていないと感じているようですが、持久力・スタミナは本人が思っている以上に役に立っているのではないかと想像します。他の種目での経験がすぐにサイクリングに活かせないということはすごくわかるのですが、全体的な身体能力はやはり向上するように個人的には感じます。ランもやっている皆さんはどうでしょうか。
ランの他の良いところは、超短時間でもかなり追い込めるところもありますね(Zwiftでもうまくやれば効率的に負荷をかけられるでしょうけれども)。
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