最近「大手海外通販のクリアランスセールで買ったPinarello Dogma F8が何かおかしい」という投稿を欧米サイトでたびたび見かけるようになったので、情報共有します。代表的なのが以下のRedditへの数日前の投稿です。
Pinarello Dogma F8にF10のフォークがついてきた
というわけでPinarello Dogma F8を買ったのですが、フォークエンドに小さいウィングがあるF10のフォークが付属してきました。奇妙なのは、このフォークのパーツナンバーがF8のものとしては正しいナンバーになっていることです(PINA-DF8D-RD)。このバイクはWiggle/Chain Reaction Cyclesという世界最大のショップから購入したので、偽物だとは思っていません。
これは売れ残りのF8フレームにF10のフォークを付けただけのものをクリアランスセールで売っているということなのでしょうか(そうだとしてもなぜF8のパーツナンバーがF10のフォークにあるのだろう)。WiggleとPinarelloからの回答を待っているところです。
誰か似たようなことを経験しましたか? 何故こういうことが起きているのか、誰かわかりますか?
と、やや気になる内容です。同様の報告が複数サイトで見られるので、何か特殊な事態が起きているのかと思いました。
F8のフォークが何らかの理由で在庫が尽きてしまって、後継機のF10のフォークを回した、という事情でもあるのでしょうか。
いずれにしてもWiggleやCRCが偽物を売るわけがない(と思う)のでピナレロの工場から出てきているものであるのは間違いないと思いますが、いわゆる「訳あり品」というものが出回っているのかもしれません(どんな「訳」かは知る由もありませんが)。
WiggleやCRCに限らず、英国のオンラインショップは昨年までシマノのコンポ製品をかなり安く売ることができていました。それが可能だったのは、規模の大きいショップが完成車用のOEM部品を大量に安く購買することができていたから、と言われています。
しかしピナレロのフレームはそういう類のOEMパーツではないわけで、実際何が起こっているのか、シマノのケースよりも少しわかりにくいです。シリアルナンバーも検索できて、性能に問題がなく、外観上の違いを受け入れられるのであれば何の問題もないですが、カタログスペックや商品画像と違うフレームが送られてきたらちょっと驚きますよね。
もっと問題なのは、こういうことについての質問をショップやメーカーに問い合わせてもなかなか返事がこないらしいことです。
そうしたことを含めての安さなのでしょう。それを買うかどうかは自分の判断、です。
イタリアのメーカーといえば、私も今年の春、自分が買ったホイールのスモールパーツの互換性についてFulcrumにフォームから問い合わせたのですが、2週間経っても返事なし。その後もう1度問い合わせたのですが、今日に至るまで何の返事もありませんwwww もう4〜5ヶ月経ちますww
ちなみにピナレロは2020年モデルであればベラチスポーツでも扱っているので興味のある方はチェックしてみてください。