誰もありがたがらないAI機能を売りにしたサブスクのConnect+を発表したり、ハイエンドウォッチでも一部モデルをファームウェアの更新対象から外したり、よくわからない新機能(Trails)などを発表するようになった最近のGarminの動向について海外ユーザーが感じていることをまとめてみました。
出典 Garmin Launches Trails: New Garmin Connect+ Feature
出典 Garmin Clarifies Which Existing Watches Will Get New Forerunner 970 Features
以下、海外掲示板の2つのスレッドから目立ったコメントをピックアップしてみました(抄訳)。
- この会社どうしちゃったんだろう、完全に道に迷っているぞ。(Trailsは)理論上はハイキングアプリにあるような良い新機能だけど、なぜこんな空っぽでポンコツな状態でローンチするんだろう、せめてロールアウトする前にまともに使える状態にしてほしい(201いいね)
- Garminは製品(ハードウェア)を売る会社からサービスを売る会社に移行しようとしているんだ、そしてそれに痛みを感じているんだ。問題はこれをやっているあいだに製品もめちゃくちゃくにしているところだ(42いいね)
- (上の人に)Garminの製品ラインナップ全体が過去何年にもわたってめちゃくちゃだった。いろんなニッチを埋めるために、異なる様々なソフト・ハードを持つあまりに多くのデバイスを出している。このめちゃくちゃ加減を整理するかわりに、さらに冗長なサービスを導入してきた(13いいね)
- みんながConnect+は価値がないって言うから、経営層は一刻も早く新機能を出さないとサブスクライバーが減ると考えたんだ。残念ながら、これは明らかに…の兆候だ(50いいね)
- 株価は上がらないといけないからねぇ(5いいね)
- これから発表される新機能はすべて有料になるだろう(80いいね)
- これらの(新Forerunner 970の)新機能のどれもがForerunner 265や965には搭載されない、というのは良くないニュースだ。これとGarmin Connectの有料版の導入を考えると、Garminを特別なものと思わせてきた何かが急速に変わりつつあるのを感じる。Garminのカスタマーサービスや、彼らが旧型デバイスに価値を与えてきたやり方のおかげで、私は10年間Garminに忠誠心を持ってきたし、ブランドを激推ししてきた。それがこんな方向に向かっているのを見るのは悲しい(289いいね)
- おかしなことになっているな。僕が覚えている感じでは、昔なら新機能の大部分は前世代のハイエンドウォッチにも下りていった。Garminが何をやっているのかわからない。ウォッチ製品はますます高価になっていくし、機能が使える期間を考えると割に合わないし、それにあのサブスクだ。965が僕の最後のGarminだよ(82いいね)
- わかったよGarmin、もうやりたいことはわかった。こういうことが続くあいだは、俺はもう戻らない(29いいね)
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サブスクのConnect+で使えるAI機能の評価がとにかく低いGarminですが、新たにリリースしたTrailsも「なぜこんな生煮えなものを出してくるのだろう」という声が多く、同社は明らかに品質よりも何らかのスケジュール要件を満たすために焦って動いている印象を受けますね(私達にはわからない何らかの内部的な数値目標を達成しようとしているのではないかと思わされます)。
サイクリング関連製品では、ソーラー充電対応のEdge 1040/840/540まではこれまで通りの高評価をGarminは得ている感じはありますが、新型のVaria Vueはぱっとせず不評。
昨年までは「Garminのカスタマーサポートの充実ぶりがすごい、Garmin大好き♡」という投稿を頻繁に目にしていただけに、一体何があったのだろうかと思わせる変貌ぶりで、確かに心配になってしまいますね。良い方向に軌道修正されることを祈るばかりです。GPSサイコンとレーダーの世界でも頑張らないとこれから厳しくなるかもしれないですね。
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